誰でも受かる医学部入試の極意
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”誰でも受かる私立医学部入試の極意”の筆者、カズさんです。総合病院の整形外科医として日夜、患者さんの治療に奔走しております。今年、息子の入学試験の準備を通して最近の医学部入試の大変さを思い知らされました。
このブログで、なるべく最新の情報や私たちの体験談などを提供し、より多くの受験生ならびに、その保護者の方々が困難な医学部入試を突破されることをお祈り申し上げます。


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医学部受験のためのセンター試験分析2017・地理
【2018/01/07 12:58】 医学部予備校クエストから
前回にひきつづき、医学部受験生にとってのセンター試験。今回は地理についてです。
地理といえば、資料読み取り問題における微妙な(何とでも言える)問題によって、高得点を狙いにくいのですが、今回はそういう問題は少なくなっているようです。図表から素直に読み取れる問題が多いです。
 
第3問問4。東京圏の人口増加率を示した地図を年代順に並び変える問題ですが、予備校の指摘通り、図カと図キがよく似ていて難しいです。どちらも人口増加傾向・都心回帰がみられます。あえていえばキのほうが人口増加地域が狭いので、キのほうが新しいと答えるのですが、しかしよく見るとキでも郊外部で人口が増加しています。内房地区はアクアラインの影響でしょうし、埼玉県北部にある小さな人口急増地は滑川町でしょう(全国的にも増加率が大きい。埼玉県は面積の小さな市町が多く、住宅開発で急に人口増加率が高くなることがある)。慣れてくれば地図をよく見ると、新しいものは平成の市町村合併の影響で塗られ方が粗くなっていたりします(市町村別に塗られるから)。しかしそんな感じで読み取れるのは大人の感覚ですから、受験生には厳しいでしょう。

第4問問5。青海省の経済発展に関する正誤問題ですが、正肢について河合塾から「シーニンとラサの地名は難しいので、両者とも地図に記入すべきであろう」とモノ申されています。確かに鉄道路線(青蔵鉄道)の起点と終点を正誤判断するというのは易しくありません。なお、青蔵鉄道自体は西部大開発の重要計画の1つですので、知っておくことは大切です。

第5問。ドイツとスペインの比較地誌。自然については、スペインは南北ともに海だがドイツは南は山脈、そしてドイツは森が多く雨が多い、という手掛かりでなんとかします。農作物についてはブドウの分布が問われています。フランスの近くの比較的南の方です。問3は大都市の数の地域分布、および日本法人の数についてです。ドイツは西側に大都市が多く、また地方分権が進んでおり一部地域への集中がみられない、という知識が必要です。

一見すると見慣れない図を作って問題を作るというのはセンター地理の大きな特色であり、これにどうしても慣れないようであれば選択科目を変更するしかありません。医学部受験生にとって社会科目選択の基準は「センター試験で点数が取れるか」という点に尽きるわけですから、過去問の検討は不可欠になります。
そのうえで、地理を選択すると決めたのならば、たくさんの図表を見慣れておくことです。高校入試プラスα程度の歴史の知識も必須ですし、宗教・交通についての細かい事柄も押さえておく必要があります。

医学部受験のためのセンター試験分析2017・物理
【2018/01/06 03:40】 医学部予備校クエストから
前回にひきつづき、医学部受験生にとってのセンター試験。今回は物理についてです。
難易度は標準的です。新課程になってから物理は典型的な素直な問題が増えました。ありがたいことですが、そうなるとミスが禁物になります。医学部受験生なら、ミスの原因は、知識不足よりも思い込みや不注意であることが多いでしょう。普段の演習で、間違えたところは徹底的に原因追及・類題練習しておきましょう。
 
第2問B。磁場に置いたコイルにダイオードがあるので、やや目新しい問題とされています。ただ、医学部受験生のみならずセンター受験生全員が正解するべき問題でしょう。ダイオードがあるので電流の向きを考える必要が出てくるのですが、しかしダイオードがあってもなくても、どちらにせよ電流の向きは考えなければいけません。センター物理では今まで何度も、電流の向きで惑わす問題が出題されてきました。センターで電流が出てきたら(電流に限らず電磁気全般について言えますが)、向きを冷静にチェックする、というのは鉄則です。右手の法則(野球の審判の「アウト」の形)で指の向きを調べるという程度のチェックを怠るようでは、センター試験は突破できません。
 
第4問A。問1は、角度θの取り方でミスしないようにしたいです。普通に力の図を書けば大丈夫ですし、検算方法として、θ=0の時に自由落下することを確認しておけばよいでしょう。
問2は力のつり合いです。予備校の解説のとおりに鉛直・水平の方向でもいいですし、斜面方向で考えると最初から垂直抗力が登場しないのでラクです。問3はエネルギー保存則を使います。非等速の円運動ではエネルギー保存則を使う、というのは鉄則ですから、正確に処理したいです。
 
第5問。今年は熱分野が必答で、音波が選択になっています。この年の一番のサプライズです。何が必答か選択かがわからないというのは、ちょっとプレッシャーですね。実は大学入試センターは、理科については「一部に選択問題を配置する。」としか発表しておらず、何が選択問題になるかは決まっていないのです。原子が必答になっても文句は言えないのです。
さて今回の音波の問題ですが、基本的な内容が正面から出題されているので、時間をかけず即答でいきたいところです。あまり時間をかけると余計なことを思いついてしまいますから。問1では音源が静止しているのならば音波の波長は変わりません。問2では、音源が向かっているのであれば音は「詰まる」形になり波長は縮まります。極限的には、音速と同じ速さになれば波長はゼロになります(この手掛かりだけでも正答に辿れます)。問3は反射板の問題。反射板は仮想観測者であると同時に仮想音源です。普段の学習では、この音と音源からの直接音とのうなりも計算できるようにしておく必要があります。
 
第6問。問1は、多くの予備校は「消去法で正解できる」とあります。誤肢が明確に誤りなので、確かにそうなのです。しかしセンターでは消去法で解かなければいけない問題というのはそう多くはないはずです。今回の「シーベルトは、人体への放射能への影響を評価するための単位である」という正肢も、多くの教科書に掲載されています。引用すると、本文中で「人体への影響は、放射線の種類によって異なる。吸収線量に線質係数をかけたものを線量当量という。その単位はシーベルト。」「人体の短期的な被曝では、2~3シーベルトが致死量」「10ミリシーベルトにつき、100万人当たり100人の癌死増」などと色々書いていました。物理の勉強で教科書を使う機会はあまりないでしょうが、定性的な知識問題に対応するために、一度は読んでおくとよいでしょう。
 
センター物理の対策としては、とにかく基本的な問題を確実に解くということです。基本的な問題集(良問の風あたりがいいです)を、問題・式・解答まるごとイメージできるまで解いて覚えることです。そして、ミスした問題は徹底してチェックする。何をミスしたのかを洗い出して、「自分はドップラー効果の波長振動数があやふやだ」とか「万有引力の公式をうまく使えていない」とか、そういう弱点をあぶりだすことが大切です。

医学部受験のためのセンター試験分析2017・数学IIB
【2018/01/05 20:30】 医学部予備校クエストから
前回に続いて、昨年行われたセンター試験について、医学部受験生を対象に、問題をチェックしていきます。
今回は数学IIBです。前年と比べるとやや易化しています。各予備校の発表では「計算量が少ない」「定型問題が多い」ということですから、医学部受験者にとっても、易しくなったといえます。満点を取るのに障害となるような独創的な問題もないので、失点できない問題です。
 
第3問。数列の問題ですが、(2)では実数条件、(3)では対数が登場しています。それでもよくみれば、実数条件については、3項の等比数列の問題では必ず考慮するべきものです(s=s×sの関係が成立するとき、項と公比が実数になるには条件がある)。また、対数も、基本的な性質(底と真数が一致すれば対数が取れる)が使われているだけです。
また(3)などは、センター試験の解答制約を利用して簡単に検算することもできます。公比=(コ)、初項=(サシ)である3項等比数列の等比中項が64、という問題ですので、「公比が1ケタの自然数」ということがわかりますから、64が登場する公比は2、4、8のいずれかしかありません。あとは代入すればすぐに解答は見つかります。
最後の問題も「(等差)×(等比)の和」という典型問題です。和を公比でかけたものを用意して引き算することで等比数列に変形するというものであり、また「答えが出たらn=1を代入して検算する」というところまでセットでマスターしておくべき問題です。和の式を作って両辺をnで微分するという別解もあることも、知っておきたいところです。
 
第4問。ベクトル。原点を中心に置かれたきれいな正六角形ですので、迷うことはないでしょう。図を書いて座標を調べながら成分を答えていきます。なお、最後の(3)交点の座標と文字aの値は、初等幾何でも解けます。PからCEに引いた垂線の足を点Jとすると、三角形JEPとJHCが相似になるのでJHの長さが出てHの座標が出ます。さらに、三角形OHPが二等辺三角形になる(辺の長さを求めて発見できる)ので、補助線を引けばaの値を出す式が出ます。気づきにくいですから、内積をゴリゴリ計算した方が早いですが。
 
今回も、以前書いたことを以下に再掲します。
センターIIBは、誘導に乗れるかどうかが一つの大きなポイントとなります。最悪の場合では、自分なりの解法では解けるのに、誘導文の意図をつかみ損ねてしまって崩れてしまうことがあります。これを防ぐのは、普段のセンター対策の役目です。予想問題集を使って、イレギュラーな切り口からでも何とかして進めていく練習を重ねておくとよいでしょう。国立2次対策のように、フリースタイルの答案作成練習だけですと、その力はなかなか身につきません。
もう一つのポイントは、大問の序盤でのミスを防ぐことです。「最初の段階でkに1を足すのを忘れてしまったため、その後は全滅」みたいなミスで、大量失点してしまうことがあります。こまめな検算と、クリティカルな別解法(その多くは、センター試験の形式を逆手に取った「反則技」)の活用が決め手です。

医学部受験のためのセンター試験分析2017・数学IA
【2018/01/04 22:40】 医学部予備校クエストから
前回に続いて、昨年行われたセンター試験について、医学部受験生を対象に、問題をチェックしていきます。
今回は数学IA。前年と同じ程度の難易度です。センター特有の分野(データ分析、整数など)もありますから、ある程度の準備が必要です。計算量も多めですから、素早い処理も心掛けたいです。
 
第3問。確率。これは慣れてほしいところです。「あたりが2本、はずれが2本、合計4本のくじがある。ABCの3人がこの順に1本ずつくじを引く。引いたくじは元に戻さない」という問題ですから、すぐに「2人があたりなら残り1人は必ずはずれ。2人がはずれなら残り1人は必ずあたり。」「引いた順番にかかわらず3人の確率は等価」という状況を思い浮かべたいです。一方、事象の分割が途中にありますが、これはちょっと難しいです。必然的に1とおりに分割できるものではないので、選択肢から組み立てる作業が必要になります。こういう論理パズル的な問題は、得手不得手がわかれますので(練習によって鍛えにくい)注意が必要です。
 
第4問(3)。1188の正の約数の個数に関する問題。素因数分解して公式を当てはめるとすぐに解けます。1188=22×33×111ですので、指数部分に着目して、約数の個数は(2+1)×(3+1)×(1+1)=24です。しかし公式を丸覚えしてしまっている人は、その次の問題「そのうち、2の倍数は何コあるか」「4の倍数は何コあるか」で苦戦するかもしれません。しかし医学部受験生であれば、「1188の正の約数をすべて足す・掛ける」ときに数列の和・積の話に帰着させて解くところまで練習しているはずですので、ここでつまづくことは少ないでしょう。「1188の正の約数をすべて掛けた積を2進数で表す」という問題になっても、要は「2を何回掛けるか」という話ですので、戸惑うことはないと思います。
なお、十進数以外での「倍数の識別方法」について簡単に触れておくと、X進数でのXの倍数は、十進数での10の倍数の見分け方と同様(ゼロの個数)。X進数でのX-1の倍数は、十進数での9の倍数の見分け方と同様(各位の数字を全部足す)。
 
以前も書きましたが、センター数学IAの勉強のスケジュールとしては、12月中には基礎知識を覚えきり(統計用語やユークリッド互除法などは覚えきる)、1月は時間内で解く練習と、自分がミスしやすい弱点(集合論や確率など)の補強を繰り返すことです。1月は全科目を仕上げていく必要があるため、特定単元の暗記には意外と時間をさけません。それで多くの受験生が失敗してしまうのです。「試験直前に覚えよう」と思っても、なかなか覚えられないのです。

医学部受験のためのセンター試験分析2017・化学
【2018/01/04 20:29】 医学部予備校クエストから
昨年行われたセンター試験について、医学部受験生を対象に、問題をチェックしていきます。
まず化学から。化学の難易度は前年並みでした。時々ミスしやすい問題があるかな、という程度で、全体的には易しめですので、医学部受験生なら失点できない科目です。
 
予備校や出版社などが出しているセンター試験講評などは、一般の受験生を対象にしているので、医学部受験者の状況には合っていない事があります。たとえば問題の難易度については、予備校などの講評では「教科書に掲載されていない物質が題材となっている」「溶液の濃度の変化を考慮して計算をしなければならない」などという理由で、「難しい」とされることがあります。
しかし、私大や国立2次を照準において学習を進めている医学部受験生は、その程度の理由でセンター試験問題を難しいとは感じないでしょう。むしろ、難しいと思うのは、私大や国立2次と傾向が異なるようなタイプの問題がセンターで出題されたときであるというのが実感なのではないかと思います。
 
第2問問3。グラフ読み取り問題ですが、今回はグラフから数値を読み取るところまでは難しくありません。20秒で0.004mol発生、最終的に0.05mol発生。それ以外の所を読み取ってしまうことはないでしょう。ポイントは、その後の立式です。反応式の係数や問題文中の数値をどう使うのか。センター試験で問題文中の数値を使いそこねるミスを防ぐには、問題文中の数値で立式に使ったものをマルで囲むとよいでしょう。そうすると、本問で「過酸化水素水100mL」「溶液200mL」を考慮し忘れることはなくなるでしょう。
 
第3問問6。通常は極板2つを使う化学電池で、極板が3つになっているというものです。結局使うのは3つのうちの2つなので(ですから3通りの実験結果があります)、1つ1つの結果を踏まえて考えれば難しくありません。ボルタ電池のしくみを確実に押さえていれば大丈夫なのですが、参考書や予備校授業のなかには、ボルタ電池を飛ばしていきなりダニエル電池から入ることも多く、そうなると、「金属のイオン化傾向を比較する」という過程が定着されないことになってしまいます。難関校を受験するのであれば単極電位の話を含めてマスターしておくとよいでしょう。なお、実際にはこの実験でマグネシウムを電極として使用することはあまりありません。塩化物水溶液とは反応しやすいからです。

第4問問4。結局、短時間で大量の計算問題を解くためには、いかに多くの解法を準備しているかが勝負になってきます。「ブタンの一部塩素置換物を完全燃焼させたら、二酸化炭素が352mg、水が126mg生成した」と書いてあれば、即座に352÷44と126÷18を計算して、C:H=8:(7×2)=4:7、一方ブタンはC:H=4:10だからHが3コ足りない、と答えがでてくるでしょうか。出てきたら逆算して(解答した物質を実際に燃焼させてみて、問題文の結果になるかどうかチェック)おくのもコツです。
 
センター化学の傾向として、計算問題で設定などに工夫がみられることがあり、意外なところでミスしがちであるという点があります。間違えた問題は必ずチェックして、「自分はmol/Lとmolを時々取り違えて計算する」「生成熱と反応熱の処理が不十分だ」という感じで弱点を洗い出しておく必要があります。

過去問対策・順天堂大医学部生物2016
【2017/12/30 05:41】 医学部予備校クエストから
前回に引き続き今年も、2016年度の過去問を題材に、解法や勉強方法をみていきます。
今回は、順天堂大医学部の生物です。過去問は、大学や医学部予備校(インテグラさんなど)のサイトに掲載されていることがあります。検索してみると、問題を見つけることができるかもしれません。
 
生物も他の科目と同じく、やや問題量が多く、時間が足りないかもしれません。生物の場合は、読んで考える時間が多くなるので、一つの問題に意外と時間をとられてしまったということが起こりえます。普段の勉強で、解答時間も意識することが大切です。
 
第1問。細胞骨格に関する問題。少し選択肢が微妙な問題もあって、戸惑うかもしれません。問1では、アクチンフィラメントは細く、細胞の形を保ちます。一方で中間径フィラメントは太く、細胞や核の形を保つ役割を果たします。
また問4では、物質移動の際にアクチンフィラメントがレール、モータータンパク質が貨物列車のように働くというイメージがあればよいでしょう。そして、アメーバ運動では、アクチンフィラメントがゾル・ゲルと状態を変える(レール自体が変形して膜を動かす)というイメージがほしいです。このあたりを含めて、新課程で教科書が詳しくなった内容については、新しい参考書を使うことも大切です。
 
第3問は物質生産。医学部受験では学習が手薄になりがちな分野ですから要注意です。純生産量・同化量などの定義や、寿命の計算方法、また植物プランクトンの見つけ方、といった知識はまとめて押さえておきたいところです。
比較的難しいのは問1と問3でしょうか。問1は、数値を与えられた8つの生態系が何なのかを選択します。外洋(面積が大きい)や農耕地(現存量が小さい)などはすぐに答えられるでしょうが、沼沢湿原と湖沼河川との区別、農耕地と草原との区別あたりになると明確ではないかもしれません。これらの区別は現存量で決まり(面積で決めようとすると世界地理的な知識が必要)、沼沢湿原は植物(草木)が多いため現存量が多く、農耕地は定期的に収穫があるために現存量が小さいです。
問3は純生産量が大きい地域における、その理由が問われています。消去法ですぐ解答できますが、沼沢湿原と富栄養化との関係は一概には断定できません。赤本の解説も「ただし、富栄養化が進行している場合もある」とあり、歯切れが悪いです。他の選択肢が確実に純生産量を増やす要因になるものですから、消去法的に答えるのが現実的かと思います。
 
大問II。免疫の問題。知識は細かいのですが、典型的な医学部生物の問題ですし、参考書に載っている知識ですので、ここは得点源にしないといけません。逆に、ここを得点源にできないようであれば、「順天を丸腰で受験している」と言われても仕方がないくらいです
問2:抗原提示といえば樹状細胞。問3:T細胞の自己他者認識といえば抗原提示(あとはMHC・TCRなどを含めて、語義を説明しながら文章っぽくまとめれば80字論述でもOK)。問4:免疫抑制といえば免疫寛容。問5:免疫寛容といえば成熟過程で死滅。問6:自己免疫疾患の例はリウマチやI型糖尿病。すべて、即答が要求されるレベルです。
 
順天堂大の生物は、知識量、思考レベルともに医学部受験では標準的です。対策は、まず参考書をしっかり頭に叩き込んでから、センター試験やその対策問題集、類似傾向大学の過去問などを解いていくことです。普段から参考書の図表を紙に再現したり、一問一答問題集をたくさん読んでおくことが必要です。一問一答は大量に解こうとするとエネルギーと時間が意外に必要になるので、直前期の大量知識整理期には、問題と解答を読むだけでもかまいません。とにかく、難関医学部で「参考書に書いてある知識がそのまま出題されていた」場合に失点することは、非常に手痛いことなので、絶対に防ぎたいです。

過去問対策・順天堂大医学部物理2016
【2017/12/18 03:24】 医学部予備校クエストから
前回に引き続き今年も、2016年度の過去問を題材に、解法や勉強方法をみていきます。
今回は、順天堂大医学部の物理です。過去問は、大学や医学部予備校(インテグラさんなど)のサイトに掲載されていることがあります。検索してみると、問題を見つけることができるかもしれません。
 
物理の特徴は、やはり計算量の多さです。解答をみても、あっさり立式したあとは式変形や連立を繰り返す、というパターンが多く、ミスできないプレッシャーとの戦いとなります。
また、問題集の典型問題からちょっとだけズレている問題が多く、この微妙なズレも、本番でのプレッシャーにつながります。
 
第1問問5。小問集合の中の一問とはいえ、順天堂でも原子分野から出題されました。光電効果での仕事関数を求めるという易しい問題ではあるものの、やはり正確な知識が必要です。今後は大問形式での出題の可能性もあるので、準備しておくとよいでしょう。
 
第3問問2。順天の物理の傾向として(受け取り方に個人差はあるでしょうが)、力学・電磁気に比べて波動・熱がやや難しいところがあります。4分野まんべんなく出題されるという点が少々重い、という感じです。問題量も多めです。そうなると、平易な問題を素早く処理していきたいところですが、小問展開方式では最初の方で間違えてしまうとその後も崩れてしまうので、その点の注意も必要になります。
今回は断熱変化・等温変化。状態方程式と熱力学第一法則を連立させて式変形、というオーソドックスなものですが、ミスを防ぐ方法が大切になります。そのためには式変形に振り回されずに現象を把握できればよいです(実際は試験本番ではなかなかその余裕はないのですが)。この問題でいいたいことは、体積変化量が同じ時には断熱変化の方がpV図の傾きが急、つまり膨張時の圧力はより小さくなる、その差は面積の差、つまり仕事の差につながる、というものです。
 
問題II。記述式です。動く三角台の斜面に物体を落下させるという問題で、エネルギーと運動量の保存則を連立させる解法です。衝突後には物体は水平投射になり、台は等速運動し、これによる2回目の衝突が問われています。やや見慣れない設定かもしれません。そして何よりも、計算が煩雑です。こういう計算の煩雑な時には、類似問題の解答値を参考にすることが多いです。「前にやった問題ではsin2θが分母にでてきたな」みたいな記憶です。ところがそうなると、「やや見慣れない設定」というのがかなり痛手になります。物理の先生はここで「本質さえ把握できていれば設定が変わっても解答を導ける」とおっしゃるのでしょうが、短時間大量処理型の入試問題では、設定が少し変わると時間や正確さに大きく響くのです。
ここでは、立式と考え方をしっかり示して部分点(どの程度あるかはわかりませんが)を確実に取りに行くようにしておくことです。
 
全体的には、やはり問題量・計算量が多いです。しかしその分、素直な問題が多いです。妙なヒッカケや落とし穴がなく、最初に思い付いた解法でそのまま突き進んでよい、という感じです。
そうなると、練習量がものをいうことになります。問題文の設定をジックリ考察するというよりは、典型問題の形をいろいろ変えてみた問題を片端から解いていくという勉強がいいでしょう。問題集はなんでもかまいません。「名問の森」なら、難問は飛ばして4段階中2~3番目のものを集中して解いてもよいでしょう。




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