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誰でも受かる医学部入試の極意
”誰でも受かる私立医学部入試の極意”の筆者がつぶやく国公立・私立大医学部入試関係の情報発信ブログです。

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カズさん

Author:カズさん
”誰でも受かる私立医学部入試の極意”の筆者、カズさんです。総合病院の整形外科医として日夜、患者さんの治療に奔走しております。今年、息子の入学試験の準備を通して最近の医学部入試の大変さを思い知らされました。
このブログで、なるべく最新の情報や私たちの体験談などを提供し、より多くの受験生ならびに、その保護者の方々が困難な医学部入試を突破されることをお祈り申し上げます。


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医学部&東大専門塾クエスト 1次合格者数速報 39名
【2019/02/01 17:09】 医学部予備校クエストから
●医学部1次合格者 39名
(西新宿1校舎のみ:1月31日現在)
 
昭和大 9名 / 北里大 10名 / 国際医療福祉大 7名 / 埼玉医科大 3名

1次試験合格の結果が出てきました。
今日は帝京・女子医の合格発表です。(現在集計中です)

テーマ:医学部受験 - ジャンル:学校・教育

小林公夫先生の記事アップ ~今年の「医学部2次試験」この話題が、面接で最も聞かれる可能性~
【2019/02/01 07:11】 医学部予備校クエストから
クエストにて面接対策等の授業を担当されている小林公夫先生が、
講談社現代ビジネスにて、新しい記事をアップされました
 
>>
昨年末から今年の年頭にかけて、医学部入試不正問題について大きな動きがあった。
合格者を「不適切な枠組み」で選考していた大学のうち、数校は新たに追加合格者を出し、文科省のお達し通り、各大学とも今年度の入試は「厳正かつ適正に選考する」方向で推移している。医学部受験戦線は、「異常あり」から徐々に「正常」へと軌道修正されつつあると言って良い。
しかし、「厳正にかつ適正に選考する」ということは、つまり医学部2次試験の選考スタイルが従来よりも厳しい内容になることを意味するだろう。具体的に想定されるのは、小論文、面接試験の点数化や出題内容の難化である。
では一体、その実状はどのようなものになるか。私の予想を少し記してみたい。

<<

「~についてあなたはどう考えますか」のような、正解がない質問について、状況と見解が示されています。
 
以前あった千葉大の
「あなたは医師である。過去に世話になった、現在会社員をしている先輩から『来週のプレゼンの準備が終わらないから、インフルエンザに罹患したという診断書を書いてほしい』と言われた。さて、あなたはどうするか」
も紹介されています。
 
医師である以上「書く」という結論はマズく(人生には一度や二度、嘘をつくべき場面があるかもしれませんが、今回がそういう場面ではないのは明らかです)、一方で入学試験の一環としての質問ですから、考えることなく「先輩だか何だか知らないけど病気じゃないんなら病気って書いちゃいけないよね」のような答え方もマズいです(質問者は回答者に考えてほしいから設定を入れているのです)。
そのあたりの思考の組み立てにおいて、ポイントとなるキーワードがあります。
詳細は、対策指導にて。
 
小林公夫先生の医学概論・面接対策個別指導は、クエストで受けることができます。
ご連絡は、03-5389-7727へどうぞ。

テーマ:医学部受験 - ジャンル:学校・教育

クエスト・小林公夫先生の 私大医学部2次試験(面接・小論文)対策講座 のお知らせ
【2019/01/17 20:16】 医学部予備校クエストから
医学部&東大専門塾クエストのポスターを駅に貼っています。
 
035.jpg
 
五反田駅・大崎広小路駅などです。
ポスターにも掲載していますが、小林公夫先生の 私大医学部2次試験(面接・小論文)対策講座 を行います。
担当講師は、今年も、小林公夫先生です。
 
国際医療福祉大 面接指導 1月27日 18:00~21:00
岩手医科大 面接指導 1月30日 18:00~21:00
昭和大(I期) 面接指導 1月31日 18:00~21:00
   (以後順次開講)
 
<小林公夫先生> 大学講師・研究員を経歴。医学・法律学の専門家であり、受験指導のベテランである。
「医学部の面接」(教学社)など、著書多数。ネット記事なども多数寄稿している、医学部の面接・小論文対策の第一人者。
 
クエストでは特別に、小林先生のライブ講義として、2次試験対策講座を実施します。

医学部受験のためのセンター試験分析2018・生物
【2018/11/19 20:52】 医学部予備校クエストから
前回の記事に引き続き、医学部受験生にとってのセンター試験分析です。
問題と正解番号は、大学入試センターのサイトから入手できます。
今回は生物です。
今年は、問題文章量や選択肢数が増えたため、予備校からは「やや難化」と評価されています。実感としてもそんな感じです。一方で、計算量は少しおとなしくなったという印象があります。
 
第1問B問5 計算問題。『mRNA前駆体のシトシン占有率が15%、もとのDNAのシトシン率が24%のとき、mRNA前駆体のグアニン率はいくらか。』それぞれの内容についての定義・性質を把握できているかが問われています。mRNA前駆体のシトシン率が15%ならば、もとのDNAのうち1本(転写対象)のグアニン率も15%。そうするとこのDNAのもう一本の側のシトシン率も15%になります。DNA全体のシトシン率が24%ですから、転写対象側の1本のシトシン率は33%になります。ここがポイントです。図で書いてみました。



アの部分が、転写対象側の1本のシトシン率であり、1本全体の中で占める占有率は33%です。よって、問題のmRNA前駆体のグアニン率は33%。
問題は易しいです。DNAは二重らせん構造をしているとか、各塩基の相補性とか、そのあたりは生物選択者の常識のはずです。その常識にしたがって、きっちり正解を出せるでしょうか。
 
第3問B問5 考察問題としてはかなり易しい部類です。病原細菌に対して、植物はこの細菌を攻撃する反応をする。遺伝子Xはこの反応を抑制し、遺伝子Yは遺伝子Xを抑制する。ここに、遺伝子Xと遺伝子Yの双方を欠く植物がいるとすると、細菌の数はどうなるか。もちろん答えは、遺伝子Xがいないために植物は細菌攻撃を抑制することをせず(つまり攻撃する)、またXがいないためにYがいるかどうかは問題になりません。
易しいのですが、二重否定文みたいな文章で検討するのでミスが起きる可能性があります。遺伝子Xは「まあまあ穏便にいきましょうや」みたいなことを言う指導者、遺伝子Yは「そんな甘いことを言っていてはダメですよ」みたいなことを言う指導者、という感じでイメージするとミスは減ります。
過去問をたくさん解いて慣れることは大切なのですが、漠然と解いていても力は伸びず、自分の解法イメージがどれだけ通用するかをチェックしていく必要があります。その点ではセンター試験はかなり素直な部類ですから、「Xは穏便派、Yは反穏便派」みたいなイメージで十分だということがわかるんです。
 
第6問 プラスミドと遺伝子組換え。参考書や問題集にも載っている話題です。考察問題としては易しいのですが、一定の知識がないとうまく解けません。有益なタンパク質(インスリンなど)を得る方法として、インスリンを合成させられるプラスミドを大腸菌に取り込ませる。ここで抗生物質耐性遺伝子もプラスミドに組み込ませておくと、その抗生物質を使用することで、当該プラスミドを取り込んだ大腸菌のみを選別することができる、という流れを、知識として押さえられていれば、本問は易しい考察問題として解けます。
 
第7問 生態の問題。問1は学名の知識問題、問2は常識問題です。なわばりとエナルギー・利益の関係とか、なわばりの目的が採餌・繁殖確保にあるとかいうレベルの内容は大丈夫でしょう。問3も、仮説どおりの実験結果だったというのですから、そのとおりの選択肢を選べば大丈夫です。選択問題としては、問1が解けるのであれば、第6問よりは本問の方が取り組みやすいでしょう。医学部受験生は生態・進化の部類はあまり得意ではないことが多いのですが、それでもこのレベルの問題であれば確実に解けるようにしておきたいところです。
なお問題のキビタキは日本では有名な夏鳥で(福島県の県鳥)、山に入るとよく聞く鳴き声(キキキ、これが火打ち石を打っているみたいだから「火焚き」)で、ガサゴソ物音を立ててなわばり争いをします。
 
全体の傾向としては、文章量の多い考察問題は素直に解いていいけど、ただし早合点は禁物です。どの程度の早合点が禁物なのかを知るには、過去問を解くのが一番です。そのあたりの相場をつかみながら解いていくとよいでしょう。
知識問題も多く出ていますが、しかし医学部受験生にとってセンターレベルの知識問題でつまづくことはまずないでしょう。見慣れない問題は出題されるかもしれませんが、用語や性質についての知識は知っているものばかりのはずです。





センター対策にも対応



医学部受験のためのセンター試験分析2018・地理
【2018/11/15 04:21】 医学部予備校クエストから
前回にひきつづき、医学部受験生にとってのセンター試験。
今回は地理についてです。
地理といえば、以前は、資料読み取り問題における微妙な(何とでも言える)問題によって、高得点を狙いにくかったです。しかし今回は、そういう問題は少なくなっているようです。図表から素直に読み取れる問題が多いです。高得点が狙えるありがたい科目です。来年どうなるかはわかりませんが。
 
第3問問4 首位都市(国内人口最大の都市)の人口割合と都市人口率から、バングラデシュがどれかを選ぶ問題。人口割合や都市人口率は、過去問でちょくちょく出ていますので、しっかり押さえておきたいところです。
首位都市の率は、インドや中国が非常に小さく、1%程度です。これは人口が多いためで、例えば1000万人都市があっても人口10億人の国では1%になってしまいます。次に、日本・イギリス・フランス・アメリカも首位都市の率は小さいです。国内に有力な都市が多いと、首位都市の占有率は小さくなります。
都市人口率は、1:先進国では高い、2:人口大国では低い、3:就農率と対照的な関係になる、4:砂漠や寒冷地の国だと高くなる、という傾向です。
 
第4問問3 西アジアに関する問題。易しいですが、このレベルの問題が解けるかどうかが、センター地理を選択するかどうかの基準になると思います。
特に問3は、アラブ首長国連邦(UAE)、イスラエル、イラン、レバノンの宗教別人口割合の問題。イスラエルは論外として、「アラブといえばイスラム」程度の知識しかないと太刀打ちできません。常に「第2位」についての知識を意識するようにしたいです。歴史や政治経済の知識も必要になります。イスラム以外の信仰に対する寛容度にも差異があり(イランは厳しく処罰対象ともなるがUAEは寛容、一般に貿易立国は他宗教に寛容)、UAEは南アジアの労働力が大きい、レバノンは歴史的経緯より東方カトリックが有力、という感じです。
なお、問2は誤文を選ぶ問題で、正解(つまり誤文)は(3)ですが、ここで代ゼミが、『ただし、問2の(2)もサウジアラビアの2015年以降の小麦生産量が大きく減少していることから、「適当でないもの」となる可能性を否定できない。』と指摘しています。サウジアラビアは、国策で小麦自給率を100%にしましたが、水資源枯渇の問題で、数年前より小麦生産は大きくストップしています。この地域の農業が国策によって大きく左右されることは知っておくとよいでしょう。
 
第5問問4 話題にもなった、アニメ(ムーミン)と言語の問題。当然、アニメに関する知識を使って解く問題ではありません。バイキングといえばノルウェー、そしてスウェーデンとの言語の相違性(フィンランド語はウラル語族)を考えて解答します。まあ、アニメを選ぶ問題の手掛かりが、作品名と挿絵しかないので、やや厳しいかもしれませんが。
 
対策としては、基礎知識の獲得は当然の上で、さらにたくさんの図表を見慣れておくことです。その際には、歴史の知識を使うことになりますし、宗教・交通についてはある程度細かい知識も知っておくとよいでしょう。

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医学部受験のためのセンター試験分析2018・倫政
【2018/11/14 17:52】 医学部予備校クエストから
前回にひきつづき、医学部受験生にとってのセンター試験。
今回は倫理・政経についてです。今年も易しくなりました。思考問題はかなり素直になり、知識問題もほどほどの知識で何とかなります。8割取れない場合は、基礎知識の習得にまずは励む必要があります。
 
第1問問5 アマーティア・センの「潜在能力」についての問題。倫理分野での誤択は大きく分けて、固有名詞の誤りと主張内容の誤りがあり、後者の方が難問になります(予備校の言い方でいう「理解が求められている」問題)。本問もそれで、センが「潜在能力」を重視したというところは全肢共通ですから、細部まで理解しておかないと得点が取れません。どの選択肢もそれっぽく書いていますから、常識で判断することもできないです。しかしその一方で、アマーティア・センの思想を深く理解しようというのは、理系受験生にとっては酷な要求です。
ざっくりした説明をすると、ロールズが財の再分配を格差是正の観点から是認したのに対して、センは潜在能力の開発・拡大という視点を主張したという流れです。発展とは潜在能力の拡大であり、また自由の拡大へとつながり、そのことが社会の目的であり、財(の分配)は手段である、という感じです。
 
第2問問4 富永仲基は受験生にはなじみがないでしょう。予備校は消去法で解答できるといっていますが、そうなると、消去対象の安藤昌益を正確に理解する必要があります。安藤昌益は問題文の「塾や学校の設立」「儒学や仏教の展開方法」などとは無縁の人物なので(彼は独学で、封建的秩序を批判した人物)、そこを押さえる必要があります。
問6は三宅雪嶺。これも予備校はやや難しいとしています。ただこちらは、参考書などで「三宅雪嶺・国粋主義・雑誌「日本人」主宰」とあります。こういう、固有名詞知識のレベルで解決できる問題は、確実に押さえる必要があります。
 
第3問問5 固有名詞は間違っていないので難しい問題。ブッダは社会的身分に即して行動してはいないし、ホメロスは神話的世界観を批判してはいないし、預言者イザヤは王国を賞賛してはいません。予備校は、イザヤは受験生になじみが薄いと分析しています。それはその通りなのですが、ただ預言者というのは、民衆に対して何かを警告したり改善を求めたりすることが多いので、そこで違和感を持ってほしいところです。あと、正解選択肢に間違いが見当たらないので、そこで決め打ちしてもよいでしょう。
 
第4問問7・8 時事的問題です。電力小売自由化・国家安全保障会議に関する知識ですから、もちろん古い参考書・問題集では対応できません。しかし理系受験生が社会事象の隅々まで興味関心をもって知識を仕入れるというのも難しいですね。誤択にあるスマートグリッドや防衛装備移転三原則なども含めると、ちょっとキツいかもしれません。過去問演習も頼りにならないです。
予備校などでは直前期に対策プリントや冊子などが配布されることもありますが、先生方の熱い想いが強すぎて詳細すぎるものになったりすることもあるようです。余裕がなければ、図録みたいなものをざっと眺める程度でもかまいません。
 
対策について、今回も以前書いたものを再掲します。
類推力などを養うためには、政治経済に関する文章をある程度読んでおくとよいでしょう。とはいっても、医学部受験生は医療に関するものを読むのが優先なので、国際情勢や社会問題などに手を出す余裕はないかもしれません。
ただ、社会的な感覚や知識が極端に足りないと、小論文や面接で手痛い思いをすることになるので、注意が必要です。
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医学部受験のためのセンター試験分析2018・物理
【2018/11/13 12:53】 医学部予備校クエストから
前回にひきつづき、医学部受験生にとってのセンター試験。
今回は物理についてです。
難易度は標準的です。医学部受験生なら、ミスの原因は、知識不足よりも思い込みや不注意であることが多いでしょう。普段の演習で、間違えたところは徹底的に原因追及・類題練習しておきましょう。
 
第1問問4 単原子分子理想気体の場合、(1/2)×mv=(3/2)×kT が成立しますので(kはボルツマン定数)、それを基にして、運動エネルギーがTに比例することや分子量Mと無関係なこと、またvが質量に反比例することがわかります。この公式を導く途中過程で分子量が登場するので、紛らわしいかもしれません。
 
第3問問1 波の一般式が与えられているときの周期と位相を問う問題。予備校の評価のなかには速度と波長を求めて解答する、というものもありますが、正肢を求めるだけであれば端的にt=0とt=0.1を代入すれば足ります。先の第1問問4とも共通するのですが、経過を書く記述式答案と択一式問題とでは、解答へ至るプロセスはかなり変わります。
第1問問4でも、気体分子運動の式変形を丁寧に書きならべてしまうと時間がかかりますし、途中で分子量が登場するのでミスの可能性も増えてしまいます。本問でも、ある程度「定性的に」解くほうがよいと思います。t=0とt=0.1の代入のほかに、「Tは周期でありグラフからわかる」「αは位相でありそれはt=0のときのサインカーブからのずれ」という知識で検算するとよいです。
 
第5問 選択問題。前年度は波動と原子からの選択でしたが、今年は波動必答で、万有引力と原子からの選択となりました。第5問は問題としては易しいのですが、万有引力は学習が手薄になりがちな分野ですので、受験生にとってはちょっとイヤかもしれません。万有引力を避けると原子(これも学習が手薄になりがち)を答えざるを得ませんから。
しかし、医学部受験生であれば、このレベルの問題であれば落とせません。万有引力は出題頻度が低いといっても、「何本かに一度」は出題されるレベルです。医学部受験のレベルで物理が苦手な人は、こういうムラがあること多いように思えます。その場合に苦手になりがちな分野は、交流や気体、そして万有引力ですね。これらの分野がとっつきにくいというのもまた事実ですので、まずは基本的な知識公式を押さえておいて、易しい問題での失点を防ぐことを目標にするとよいでしょう。「完璧に仕上げてから先に進む」みたいな精神だと、躓いてしまいます。
 
第6問 原子。原子と言えば、実感がわかない公式とか聞きなれない用語とか、いかにも点を取りにくい分野なのですが、今回はそのなかでは解きやすい方だったでしょう。素粒子の正誤問題(消去法に頼ると難しいけれども正解は明白)とか、ウランが鉛に変化する際の崩壊回数(簡単な連立方程式で解ける)とか、さらには半減期の模擬実験「サイコロ1000コを何度も振り、1が出たものを順に取り除く」など、本格的に原子物理を勉強した人からすると、少し拍子抜けだったかもしれません。
 
対策について。
センター物理の失点の原因は、大半が、見落としや思い込み、計算凡ミスのたぐいだと思います。
普段の勉強でミスした部分を徹底してチェックして、自分の傾向を洗い出すことが必要です。
「自分はドップラー効果の波長振動数があやふやだ」とか「万有引力の公式をうまく使えていない」とか、
そういう弱点をあぶりだすことが大切です。

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医学部受験のためのセンター試験分析2018・化学
【2018/11/11 07:01】 医学部予備校クエストから
昨年行われたセンター試験について、医学部受験生を対象に、問題をチェックしていきます。
まず化学から。今年は、知識問題は基本的な問題が多く、計算量も多くはありませんでした。医学部受験生であれば満点近く取りたいところです。
 
予備校や出版社などが出しているセンター試験講評などは、一般の受験生を対象にしているので、医学部受験者の状況には合っていない事があります。たとえば問題の難易度については、予備校などの講評では「教科書に掲載されていない物質が題材となっている」「溶液の濃度の変化を考慮して計算をしなければならない」などという理由で、「難しい」とされることがあります。
しかし、私大や国立2次を照準において学習を進めている医学部受験生は、その程度の理由でセンター試験問題を難しいとは感じないでしょう。むしろ、難しいと思うのは、私大や国立2次と傾向が異なるようなタイプの問題がセンターで出題されたときであるというのが実感なのではないかと思います。
 
第1問問4 グラフ考察。水の温度と蒸気圧のグラフ(これはおなじみ)をもとに、「外圧と沸点のグラフ」はどれかを選ばせるもの。もとのグラフの特定の点をいくつか選んで、問題のグラフでプロットする、という方法でもいいし、もとのグラフからx軸とy軸を入れ替えるといいので、y=x対称のものを選んでもいいです。
後者の方法では、沸騰という現象を正確に理解することが必要です(でないと「x軸とy軸を入れ替えればよい」という結論にならない)。沸騰は、蒸気圧が外圧と等しくなるときに起こります。ですから、もとのグラフでの「蒸気圧」と、問題のグラフの「外圧」は、等しく扱えるのです。

第2問問3 中和を電気伝導度で測定する問題。塩が沈殿するタイプの中和(本問では硫酸バリウム)のときは、完全中和(酸・塩基いずれも余らない点)の際にはイオンが残らず電気伝導度は最小になり、酸・塩基が余る時にはその余る酸・塩基の電離によりイオンが発生するので電気伝導度が大きくなる、という流れです。中学入試でたまに見かける話題ですが、そんなものを覚えている受験生は少ないでしょう。
問題文に「イオンの濃度により電気伝導度が変化する」と書いてあるのを読んで、その場で理由を考えることになると思います。そのときに、塩が沈殿していることを思い出せるかどうか。酸・塩基・塩の範囲では、塩の性質について、水溶液の液性などが問われることが多い一方で、沈殿の生成はあまり焦点になりません(これが焦点になるのは、もちろん無機のイオン分析の分野)。くれぐれも「完全中和は反応が最も多く起きているから電気も多いだろう」みたいな早合点をしないように。

第3問問5 無機の反応計算問題。水和物の無水変化による質量変化。無機分野の計算は、反応量のモル計算を問題文で複雑に見せていることが多く、単純化させれば大したことはありません。予備校の講評には、金属が未知であるから計算に時間がかかる、とありました。水和水のモルと金属の原子量を求める問題ですが、要は分子量を出せばよいのです。
問題を要約すると、ある金属Mの硫酸塩の水和物がある。MSO・nHOの質量が4.82、MSO・mHOの質量が3.38、MSOの質量が3.02。さて、n(7以下の整数)はいくらで、Mの分子量はいくらか。
ていねいに反応式を立てて連立方程式を作ってもいいし、質量差からnとmの比を作ってもいいです(n:m=5:1となるので、n=5が導ける)。その後の金属の特定は、モル比計算でなんとかなります。ただ、モル計算問題は「化学基礎」でよく出題される問題であり、センター試験対策では「化学基礎」の分野の勉強が手薄になることもあるので、注意が必要です。

第4問問4 有機の計算。C10Oの直鎖アルコールをナトリウムと反応させたら、水素が0.125モル発生した。また水素付加させたら水素を0.500モル消費した。nはいくらか、という問題。 
Oが1コしかないので、1価アルコール。するとアルコール2分子あたり、発生する水素は1分子。ここから、アルコールのモルがわかります。また、水素付加反応で生成する物質は、二重結合が全てなくなるのでC1022Oです。水素原子の個数の変化から、最初のアルコールの水素原子の個数がわかる、となります。

対策としては、まずは過去問、そして「マーク式問題集」の練習です。同じ問題の反復よりも、数をこなす方がいいです。そのほうが勉強しやすいし(新しい問題を解くのが、いちばん勉強がはかどるでしょう)、変化球に多く出会うことができます。また、重要問題は繰り返し出題されますので、数をあたるうちに自然と重要事項が頭に入ってきます。
 
知識については、教科書通りの内容から出題されるので、まずは基本の確認を行うことです。多くの受験生は、高分子の知識あたりであやふやになってしまいますので、さらっと整理して正誤問題に備えることが大切です。
なお、知識問題対策の勉強の難易度設定はちょっと悩むかもしれません。センター試験に絞るのであれば、余計な知識・深い知識は不要で、センターに照準を合わせるのが最も効率的なのですが、それだとその後の私大入試対策には不十分なんですね。その一方で、正誤問題は「大は小を兼ねる」とは言えないので、深い知識を仕入れるのには躊躇があるかもしれません。
過去問を解けば、どの程度の知識で足りるか(つまり深読みしてはいけないか)がわかってきます。それが過去問を解く目標ですね。

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